初心者がランサーズではじめての案件を受注するまでの話
おしさしぶりです、Buzz(@buzzdark1212)です!
今回は非常にうれしいことに、プログラミング初心者だった僕が半年目にして初めて、ランサーズで案件を受注し報酬をもらうことができたのでそれについて書いていこうと思います。
ツイッターの方でもありがたいことに沢山の方にファボをもらって、さらに案件獲得の経緯を質問してきてくれた方もいましたのでやはりみなさん気になるのかなとおもい、僕なんかでよければ参考にしていただければと思います。
書かれてあるうちに上から目線と捉えられてしまう文面もあるかもしれませんが、そんな気は全くなく、僕自身も運良く受注できて、なんとか完成させられたという程度ですので、あくまで過去の自分に対してだという気持ちで書いています。
この記事で少しでも多くの人に勇気をもって行動できるようになっていただければ幸いです。
この記事はツイッターでド初期から仲良くしてくださっている方から案をいただき作成してます!ありがとうございます!!
そもそも案件の内容
まずはどのような案件を受注したかを書く必要がありますが、今回受注した案件はごく簡単なものでした。
具体的には企業のLP(ランディングページ)を作成する案件です。
ランディングページって僕も最初はわからなかったのですが、企業の製品のPRなどを長い1ページにまとめたものです。ランディングページとはで検索すると色々とでてきます。僕もいまだに定義は理解してません(笑)
気になる報酬額
やっぱり気になるのは報酬だとおもいます。
今回いくらもらったかというとこちらです
左から「日付、内容、入金、出勤、残高」です。
写ってませんが、入金は企業から54,000円、そこからランサーズの手数料10,800円が出金され、残高は43,200円という事になります。
なので金額だけでいうと最終的に43,200円いただきました。ただ、契約自体は54,000円なので、半年目でやっと54,000円の契約がとれたという事ですね。
作業時間は1日8時間で2日弱でおわりましたので、18時間だとしても時給でだいたい2400円です。
案件獲得までの学習状況
学習状況についてですが
- 2018年の9月ごろにTechAcademy(プログラミングスクール)を受講し本格的に学習を開始、主にRuby,HTML,CSS,JSを学ぶ
- 三ヶ月程度で卒業し、Progate,ドットインストール,技術書で理解を深める
この程度です。
じゃあみなさんが僕と同じようにすれば案件を受注できるのかというと、「同じようにしなくても受注できる」というのが僕なりの回答です。
詳しく説明します。
学習状況の詳細
ここからは長くなりますので、飛ばしていただいて構いません。
まずテックアカデミーについて、以前の記事で書きましたが「入らなくてもよかった」というのが僕の結論です。一人で勉強するのが苦手な人はもちろん入った方が良いですが、僕は「なんとなく入ろう」という理由なので、それだったら学費の20万円分技術書などを購入したほうがよかったです。
すこし話がずれましたが、そんな感じで、テックアカデミー卒業後は就職にむけてポートフォリオサイトの作成を開始しました。
当初僕はポートフォリオサイトというものの定義を履き違えて理解していたため、バックエンドエンジニアになりたいのに、フロントエンドしか使用せずに、「自己紹介ページ」を作成していました。(笑)
その作成にともなってBootstrap、HTML/CSS、JSなどを再度理解する必要があったため勉強していたのですが、そこで「モダンコーディング 」という本の存在を知りました。
早速購入して、読み漁り、サンプルサイトをすべて作り、ある程度理解してから自身のページを作り始めました。
ですが、やはりサンプルページをみながら作るのと、自分で1から作るのとでは全く違った感覚で当初は本の内容を少し変えて、簡単なサイトをつくって遊んでいました。
そこからJSなどで動きをつける勉強をして、本格的にサイト作りをはじめました。
なんとか完成させましたが、なぜかそれから一ヶ月くらい「Swift」という言語を勉強し始めました。
そこからいろんな言語に手を出し、就職活動を迎え、なんとか就職することができ、就職まで何をしようか考えた時に「案件受注」を思い立ち、ランサーズで受注に成功しました。
じゃあ同じようなことすればいいの?
答えはNoです。息子が「ホームレスになりたい」といってきた時の親の心境くらいのNoです。
あくまで今回は案件を受注することだけにフォーカスさせたものなので、受注したいだけであれば僕のやり方は「遠回りすぎ」です。
では「1番の近道」はこちらです
①HTML/CSSを学ぶ
このセクションでサイトの基礎をまなんでください。ほぼ全てのサイトはHTML/CSSが基盤です。
なぜここはdivで、ここはsectionなのか、hrefとsrcの違いはなにか、ulとはなにかなど理解するとやりやすいです。
またレスポンシブについて学ぶのもCSSからはじめると次のBootstrapが理解しやすくなると思います。
何を学習するかという問題はその場合によってさまざまですが、ここでは
HTML
jsなどのファイルを読み込める
頭のレイアウトを再現できる
各タグの的確な使い分けができる
レスポンシブにできる
アニメーションを作成できる
擬似要素や子孫の指定などをうまく使えるようにする
上記ができればとりあえずは大丈夫だとおもいます。そして何より、わからないことは調べる癖をつけましょう。
すべて頭に入れる必要はないのでだいたい学習したら次に行きましょう。
ちなみに
できればemmetやBEMなどを少しでも学習しておけばコード面でも綺麗なサイトを効率よく作成できるとおもいます。
②なんらかの方法でBootstrapを学ぶ
ドットインストールでも学べます。特にカラムレイアウトを重点的に。
そうすればレスポンシブサイト作成の効率がグッと上がります。
これはクラス指定するだけである程度のレイアウトを整えてくれるフレームワークなので、フレームワーク無し指定の案件でない限り、圧倒的効率アップです。
ただ、僕はカラムレイアウトのみの使用をおすすめしていて、その他のヘッダーや見出しなどを使うと、Bootstrap感全開のサイトになってしまいどれも似たり寄ったりになるので、案件で使う際はあまりおすすめしません(自分なりに編集できる場合は別)
ですが、Bootstrapについては①がある程度できれば、ぶっちゃけ必要ないです。
ただ、効率は上がります。
100%じゃなくていいので、理解したら次に行きましょう。
③JS,jQueryで動きをつけられるようにする
動きがなくともページは作成できますが、動きがあるほうが「高級感」がでるので、「動きをつけて欲しい」などの依頼は多いです。
CSSでもアニメーションは実装できますが、タイミングなどの細かいとことろまでは無理があるためJSに頼ります。
あくまで今回のような案件にフォーカスするのであれば
スクロールで表示・非表示を切り替えるヘッダーナビ
可視範囲にはいったらフェードイン
この程度のことができればとりあえずはOKです。
動きを再現できるようになったらとりあえず次に行きましょう。
④実際にかっこいいページを作ってみる
公開はしなくても大丈夫です。HTML/CSS、Bootstrap、JSなどをふんだんに使って自己紹介サイトでもなんでも作ってみてください。
いろいろなサイトの構成をみて、サンプルテキストに置き換えて再現してみたり、とにかく実際につくってみることが大事です。
もし納得がいくものができたら公開しても良いでしょう。受注の際にみせれば獲得確率もあがるかもしれません。ですが重要なのはあくまで作ってみることです。
ここでclass指定がぐちゃぐちゃだったり、思うようにレイアウトが組めなかったり、同じようなスタイルなのに別々にコーディングしていたりと問題点が見えてくると思います。
それを無理くり完成させるのではなくて、至らないところをもう一度勉強してみてください。絶対と言って良いほど新しい発見があり、理解度が深まります。
僕の言いたいことが伝わっていれば、上記のみで案件は受注できます。
ここで大事なのは1回の学習ですべて飲みこんだと思わないでほしいことです。
同じ教材の同じ箇所を何度もやれとは言いませんが、教材を変えたり内容のレベルを少しあげたりなどして理解を深めてください。
天才じゃないかぎり、いきなりサイトを作るのは壁ばかりです。
そして同じことをやっているにも関わらず、1回目よりも2回目、2回目よりも3回目の方がズッポシと頭に入ってきます。
現に僕がそうで、前述した通り、ポートフォリオサイトをつくったわけですが、最近になってようやく「なんであの時あんなに難しく感じていたんだろう」と思えるようになるほど繰り返しの学習は効果的です。
これだけで案件が受注できるわけですが、逆にこれができないと難しいというのも事実です。
なのである程度学習して試しに受注するのもアリですが、自分の首をしめることになっても嫌だとおもうので、自信のもてるレベルになれば受注へと駒を進めましょう。
僕の判断基準は「Webサイトをみて、ここにはこれが使われているのかな?」「これはこうやったら再現できるかな」さらには「これ俺でも作れそう」などと思えるかどうかでした。
では実際に行動してみる
では実際に受注に対して行動を起こしていきます。
基本的にランサーズには自分よりも実績と知識をもった人たちが案件をもとめて常駐してます。
その人たちをおさえて自分が受注しないといけないんです。
あなたが依頼人なら、実績がない人かある人どっちに依頼しますか?後者ですよね。
じゃあ後者の提案よりも、魅力的な提案をする必要があるということです。
どのように受注したかを書いていきます。
僕なりの受注方法
今回の案件を例にすると伝わりやすいとおもいます。
案件内容:LPページの作成
希望金額:50,000~100,000円
納期:3月末
画像やテキストの有無:画像のみ有
ざっくりとこんな感じで、提案数が最終的に24件でした。
ようするにライバルが僕をひいた23人いるということです。その中でもWeb製作業者がいたり、有識者がいたりさまざまでした。
その24人中の1人に選ばれるために僕が行った工夫ですが一言に要約すると
「依頼人が望んでいることに徹底的に対応する」ことです。
それを他の誰よりも意識すれば受注できるとおもいます。
その「依頼人が望んでいること」を把握するために依頼の目的、納期などさまざまな点から自分なりに考察します。
具体的には
今回の案件は3月後半の依頼なのにも関わらず、納期は3月末までということ。
これは「これくらいでできるでしょ」という意味もあるかもしれませんが、「急いでいる」ことには変わりありません。
ではまず戦略として1日どれくらい作業できてどれくらいで納品できるかを明確にしました。
文面などからマークアップに対してどの程度の知識があるのか
この判断はむずかしいですが、依頼内容に「わからないので相談して決めます」という文面が入っている場合、あまり知識がない。細かく指定がある場合、知識があるという見分け方をしていました。
今回は前者だったので、「わかりやすさを重視します」「サポートします!」という文で安心感をもってもらいました。
金額
最後に金額です。これが一番大事ですし、依頼人の選定基準の7割を占めていると思います。
では、高い方がいいのか、安い方がいいのか。それは安い方がいいに決まってますよね。
ただ例外があり、例えば、お金はいくらでも良いから、クオリティのかなり高いサイトを作って欲しい時、安いと逆に心配になりませんか?
ドンキホーテに欲しいものがかなり安く売られていたら、偽物か?って心配になりませんか?
服でもそうですが、金額にこだわりがなく、クオリティの高いものが欲しい時、同じ革製品なのにGucciやルイヴィトンの方が安心感がありませんか?
そうゆう場合は安さは必ずしも武器にはなりません。
ですがそのような場合はだいたい希望金額が多額な場合が多いですし、そもそも実績のない人は対象外かなと思います。
でも今回は50,000~100,000円と相場くらいですよね。
ということは値段的にもほかより安ければ当選の確率があがると考えました。
なので希望金額よりも安く提示しました。
これらを考察して、実際に無実績の僕が提案文を送り当選したわけです。
50,000~100,000円もらえるチャンスだったのにもったいないと感じるかもしれませんが、仮に間の75,000円で提案した時を考えると
100,000円で提案してきている実績のある人と、75,000円で提案してきている無実績の人だと、100,000円の予算があるのであれば、僕は前者を選びます。
だからって4万円は安すぎかもしれませんが、100,000円で当選できる人とできない人の違いはなんだったでしょうか?
ずばり、経歴・実績の有無です。
ということは、実績をつめば、いつかは100,000円で提案できる日がくるわけです。そのためには実績を作る必要があり、受注できないと話になりません。
僕の感覚では70%の確率で消えてしまっていた60,000円で確実な実績を買い、さらに今の自分には十分すぎるくらいの報酬がついてきた感覚です。
もちろんこれが正解ではないと思いますが、最初から並の金額で受注するより、1万円、2万円を先行投資して加速させる方が効率がいいのではないかなと思ったので僕はこの方法を実行しました。
先行投資といっても自分がお金を払っているわけではないことが非常に重要なポイントです。75,000円で受注できていたかもしれない案件を43,200円で受注したからと言って自分は一円も払わずに時給2,400円ももらえているわけです。
同じ30万円分の案件を受注できても実績が3個なのか6個なのかで信頼度は違ってくると思いますし、それを達成するスパンも違ってくると思います。
最初は身の丈にあった金額を提示して、数をこなす。数をこなしたらそこから金額をあげていくというのが僕の計画です。
賛否両論あると思いますが、実際に受注できた以上、やり方を変えるつもりはありません。
ちなみにまだ1件じゃんと思われた方もいるかもしれませんが、このやり方で10件応募し、2件交渉まで進んでます。片方は完了し、もう片方は辞退という形をとらせていただきました。
最後に
まとまっていない長ったらしい文章をここまで読んでいただいてありがとうございました。
最後に一つだけ
僕はプログラミングに集中するためとアルバイトをやめて打ち込んで結果的に偶然、アルバイトより時給をもらえたわけですが、同じ考えを持っている方がいれば、もう一度見つめ直す方が良いと思います。
少なからず僕は後悔しました。わざわざやめなくよかったなと。
バイトをやめたからといって変わることと言ったら自由時間の長さくらいです。時間を削る分収入が得られるのがアルバイトの良い面です。やめなくともやる気さえあればバイト後の時間で案件をこなせると思います。例えば19時に終わり20時に家につきそこから23時までの3時間を費やせば今回の案件は6日間で終わります。その6日間とりあえず頑張れば給料+案件報酬でウマウマです。
アルバイトをやっているから受注できないんだと考えてる人はやめても結局行動せずに浪費するだけです(まさに僕)
準備運動をしてからプールにはいれば良いのに、飛び込んでから準備運動をすると苦しいのは当たり前です。
生活にあまり余裕がないのであれば、軌道にのってから辞めるでも遅くないと思います。
参考になればと思います。
その他質問などがあればツイッター(@buzzdark1212)までご連絡いただければ喜んで回答いたします。
では今回もありがとうございました!!!
ぼちぼち更新していこうかなと思います。
無限の彼方で会いましょう!では!